2011年8月31日水曜日

Firefox 6.0.1

高速リリースサイクルへ移行」により、Firefox のバージョンが「6」となったが、偽SSL証明書問題
のため、急遽?、「6.0.1」がリリースされた。
何だか高速リリースサイクル前に戻ったような感じだ。

ところで、「6」にバージョンアップした時、自宅の Firefox が起動後10数秒するとアボートしてしまうようになってしまった。会社や出先の Firefox は「6」にバージョンアップしても問題無かったし、アドオンも、ほぼ同じものをインストールしていた。
多分、 自宅の Firefox のみのアドオンは、「ノートン ツールバー」なので、これを無効化したら、アボートしなくなった。その後、
という事であったので、LiveUpdate → Windows再起動 で問題解決したようである。現在は「ノートン ツールバー」は有効化していても問題無い。LiveUpdate は自動的に行なわれているし、Windows再起動も1、2回はしているので、いつのまにか直ってしまったかも。

しかし、「ノートン ツールバー」を疑うまでは、まったく原因が解らなかったので、もう、Firefox の環境をすべて削除して、Firefox をインストールし直した。勿論、アドオンも全部インストールし直しである。
会社の Firefox に「Extension List Dumper」というアドオンをインストールしてアドオンの一覧を出力してひとつひとつインストールした。
それでも、アボートする現象は直らなかったので、やっと「ノートン ツールバー」を疑う事となったのである。
だだ、 Firefox の環境をすべて削除といっても、ブックマークはエクスポートして、インストール後インポートしたので、ほぼ、そのまま復活したし、何といっても、パスワードは、「Firefox Sync」に同期させていたので、これもインストール後復活する事ができたのは大きい。「Firefox Sync」様々である。

2011年7月29日金曜日

さよなら Google ツールバー

かなり以前から Google ツールバーを使っていたのだが、
という事となった。
今のところ、「Add-on Compatibility Reporter」を使って、バージョンチェックを外して使っているが、ほぼ正常には動作している。ただし、今後はどうなるか分らないので、もう使わない事とした。

Google ツールバーを使い始めたころは、ツールバーのボタンをカスタマイズしたりもしたが、最近はほとんど検索でしか使っておらず、確かに Google ツールバーの存在意義も薄れたようにも思われる。
検索にしても、Google ツールバーより「KwiClick」のほうが便利で良く使っている。翻訳やオートフィルはあまり使っていなかったしね。
また、 ツールバーを消せば、その分コンテンツの表示領域も広くなる。

なので、Google ツールバー はバッサリ削除した。しかも、私が使っているアドオンで、Firefox 5 と非互換であったのが、もう Google ツールバー だけだったのだ。他のアドオンは、いつのまにか Firefox 5 互換になっていた。

2011年7月5日火曜日

emacs で「Ricty (リクティ)フォント」を使う?

で「IPAフォント」を使っていたが、漢字はともかく、英数字がどうもいまいちという感であった。
そんな時、
というフォントを見つけた。このフォントは英字フォント「Inconsolata」とIPAフォントの派生バージョンである「Migu 1M」を合成したものである。
ライセンスの都合上、完成品ではなく、「FontForge」で合成する環境を提供している。何れにせよ、両フォントとも等幅フォントで、英字と漢字は「1:2」の幅に固定なので、なる程、プログラミングには使い易いかもしれない。

しかし、私は、どうせ emacs でしか使わないので、わざわざ合成しなくても「Inconsolata」と「Migu 1M」をそのまま使えば良い。
という記事にも「Inconsolata」と漢字のフォントを emacs で使用する事例が紹介されているので、これを真似る事とした。
  • ~/.emacs

(set-default-font "Inconsolata-9")
(set-face-font 'variable-pitch "Inconsolata-9")
(set-fontset-font (frame-parameter nil 'font)
                  'japanese-jisx0208
                  '("Migu-1M-regular" . "jisx0208")
                  )
記事のほうは「Inconsolata-11」となっていたが、少し大きめに感じたので、「Inconsolata-9」と少し小さくした。
これは、英数字も漢字も共に評判の良いフォントなので、かなり見栄えが良くなったし、色々なところで、表示のズレがあったが、これもほとんど解消されて、快適である。

2011年6月22日水曜日

Firefox 5

Mozilla Japan ブログ - Firefox と Thunderbird のセキュリティアップデートを公開しました」という事なので、Firefox をアップデートしたら、バージョンが「5」となった。
高速リリースサイクルへ移行」したとの事なので、今後、6週間ごとに、Firefox 6、7、8、… とバージョンアップしていくそうだ。
したがって、「4.0.2」などの「4系」のバージョンは作成されない。今回のアップデートも、本来なら「4.0.1」→「4.0.2」のセキュリティアップデートに加え、 Firefox 5 の小規模な新機能追加であるため、「Firefox 4.0」にアップデートした時のような大きな変化は無く、見た目にはほとんど変化はない。
アドオンについては、Firefox 5 以降は、そのまま引き継がれるようだが、今回の、「4.0.1」→「5」では、「Firefox 5」に未対応のアドオンはしっかりチェックされてしまった。
これらは、元々「Firefox 4」には対応済みなので、「Firefox 5」でも問題無く動作する可能性が高いので「Nightly Tester Tools」により、強制的に「Firefox 5」互換として動作させる。今のところ、特に問題は無いようだ。

また、アドオンではないが、「Mozilla Re-Mix: Firefox 4のウィンドウ縮小時にタブバーを最上段へ表示する方法。」という記事を見て、「userChrome.css」に
/* Firefox 4縮小時にタブバーをタイトルバー部に表示する */

#main-window[sizemode=normal][tabsontop] #appmenu-button {
   padding-left: 8px !important;
   padding-right: 8px !important;
   height: 22px !important;
}

#main-window[sizemode=normal][tabsontop] #toolbar-menubar[autohide="true"] {
   margin-top:-20px;
   -moz-padding-start:80px !important;
}

#main-window[sizemode=normal] #navigator-toolbox[tabsontop] > #toolbar-menubar[autohide] ~ #TabsToolbar {
   -moz-padding-start:80px !important;
   -moz-padding-end:110px !important;
}
というのを追加しているが、これについても、問題無く表示されている。
Firefox 4.0」にアップデートした直後は、タブバーを上部に表示していなかったが、その後、上部に表示するようにしたうえ、さらに、最上段に表示するようにした。
ただし、最上段に表示すると、Windows本来のタイトルバーが全く使えなくなるので、ウィンドウの移動には、「ALT+SPACE」でシステムメニューを表示させ、「移動」、「最大化」などを選択する必要がある。
私の場合、Firefox は一度起動したら、ほとんど位置を変えないので、特に不都合は無い。

2011年5月20日金曜日

DropDAV がバージョンアップ

DropDAV」がバージョンアップして「2.0」となった。このバージョンアップでの肝は、国際対応、つまり、UTF-8 をきちんと対応したという事だ。
したがって、以前、Linux で「davfs2」 を使って、DropDAV をマウントしてみたが、日本語のファイルが一切表示されなかった(→ 「デュークのブログ: DropDAV」)。
しかし、今回、DropDAV をマウントしてみると、日本語のファイルがちゃんと表示されるし、もちろん、読み書きも問題無い!。
また、「WebDAV Client CarotDAV」などの、クライアントでも、日本語のファイルは一覧に表示されても、書き込みが出来無かったのが、やはり、今回は日本語のファイルでも書き込みできる。

しか~~~~~~し!、今回のバージョンアップから、「フリーミアム」モデルを止め、全員有料となる。料金は、月額 5$ である。とすると、一年で 60$ か…。良く使うのなら、まあまあの値段かな。

ところで、Dropbox をマウントするには、「dropfuse」というのもある。これは Dropbox の Wiki で紹介されていたのだが、NetWalker では動作しなかった。
dropfuse」が使用している「fusepy」での FUSE Python の要求バージョンは大丈夫なのだが、「Linux (i386, x86_64, PPC)」とい記述がちょっと気になる。Netwalker は「ARM」だからなぁ…。でも、Python なら関係無いように思うのだが、何かあるのかな。
あと、「dropfuse」は、Dropbox のファイルを何でもマウントできるのではなく、マウントしたいディレクトリ/ファイルの共有リンクを入手して、それをマウントする事となる。共有リンクは、Dropbox のWEBインターフェイスで簡単に入手できる。

何れにせよ、 dropfuse は動作しないので、日本語ファイルもOKかどうかは判らない。したがって、日本語ファイルもOKなのは、少なくとも、Netwalker では DropDAV を使う事となる。
 本当は、Dropbox が WebDAV をサポートしてくれれば問題無いのだが…。Dropbox の要求箱「vote box - WebDAV support」にも多くのリクエストがきてるのだが。Dropbox がサポートするなら、有料でも使いたいな。

2011年5月18日水曜日

Yahoo! JAPANで不正ログイン

 という記事があったので、早速、Yahoo! Japan のログイン履歴を確認してみたら、「amazonaws.com」ドメインからのアクセスがあった。IPアドレスは海外だし(一つはシンガポール…)、なにより、認証結果が「成功」となっていることろが怖いところだ。


日付は1月だし、もちろん、海外にも行っていない。
今のところ、これといって変なところはないし、元々、Yahooメールは、スパムばかりになってしまったので、最近は全然利用していなかった。もしかしたら、このアカウントでスパムメールなどの踏み台にしていたのかも…。
早速、パスワードを変更した。

2011年5月11日水曜日

emacs TRAMP で、リモート・サーバを sudo で接続する

emacs の 「TRAMP」は大変便利なので、かなり以前から使っていたが、バージョンが「2.1」になってから、多段接続するためのメソッド「multi」が廃止となってしまった。
やりたい事は、
ローカルマシン -> ssh -> リモートサーバ -> sudo
ということで、TRAMPの「2.0」では、以下のようにすればよかった。
/multi:ssh:foo@remote:sudo:root@localhost:/...
これは、例えば、リモートサーバ側に emacs がインストールされておらず、かつ、root で作業したい場合、とても便利だった。

そこで、TRAMPのマニュアル「5.9 Connecting to a remote host using multiple hops」や、色々検索して調べてみたところ、
tramp-default-proxies-alist
に多段接続する条件を追加するらしい。設定方法は、 
(add-to-list 'tramp-default-proxies-alist
                  '("ホスト" "ユーザ" "接続方法")) 
「ホスト」、「ユーザ」には正規表現が使用でき、「nil」を指定すれば、すべての場合にマッチする。
つまり、「/メソッド:ユーザ@ホスト]とした場合、「接続方法」で記述した方法で一旦接続した後に、指定された方法で接続を行なう。
例えば、
(add-to-list 'tramp-default-proxies-alist
                  '("host2" "foo" "/ssh:foo@host1"))
とした場合、
/ssh:foo@host2:/...
に接続すれば、
ローカルマシン -> ssh -> foo@host1 -> ssh -> foo@host2
という経路で接続できる。これば、「host2」へ直接接続できない場合などで有効だが、これならば、ssh の設定でもできる。
  • ~foo/.ssh/config
Host host2
  ProxyCommand ssh foo@host1 nc %h %p
これで、「ssh host2」とすれば、
ローカルマシン -> ssh -> foo@host1 -> nc -> foo@host2
となる。この場合、踏み台にする「host1」から「host2」への接続に「nc」コマンドを使うので負荷も少ない。
ただし、「host1」への接続が、ユーザ「foo」でない場合は、この方法は使いずらい。「host1」から「host2」へは同じユーザで接続するからである。(「nc」を sudo で別ユーザで起動すればできるのかなぁ?)
とにかく、TRAMP では、リモートサーバで sudo (主に root)で作業する事に専念する事とした。したがって、
  • ~/.emacs 
(add-to-list 'tramp-default-proxies-alist
             '(nil "\\`root\\'" "/ssh:%h:"))
(add-to-list 'tramp-default-proxies-alist
             '("localhost" nil nil))
(add-to-list 'tramp-default-proxies-alist
             '((regexp-quote (system-name)) nil nil))
という設定を行なった。
最初の設定は、とにかく、ユーザが「root」なら、まず、ssh で指定ホスト(「%h」で置き換わる)に接続する。
2番目の設定は、ホスト名が「localhost」なら何もしない。
さらに、3番目の設定は、ホスト名がローカルマシンのホスト名なら、やはり、何もしない。
したがって、
/sudo:host1:/...
ならば、
ローカルマシン -> ssh -> host1 -> sudo
 と接続できる。「/sudo」メソッドでユーザ名を省略すると「root」が想定される。
また、
/sudo:localhost:/...
/sudo:myhost@mydomain.co.jp:/..
などとすれば、ローカルマシンで「sudo」が実行される。ちなみに「/sudo::/...」と、ユーザ名、ホスト名共に省略すると、「root@自ホスト名.自ドメイン名」が想定されるので、3番目の設定が、これに対応したものでもある。
ただし、3番目の設定は、emacs のバージョンが「21」ではエラーとなってしまうので注意が必要である。
まあ、横着せずに、ローカルマシンでも、リモートサーバでも、ホスト名はしっかり記述すれば良いのであるが…。